指定相続分と法定相続分って何が違う?

相続資産を誰に・どのように配分する?

普段意識することのない”相続”ですが、相続は大切なご家族が亡くなった瞬間にあらゆる情報収集と速やかな決断が求められます。
今回は亡くなった方の資産を誰に・どのように配分するのかを説明しています。
なお当社では相続についてのご相談も承っていますので、どうぞご活用ください。
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相続は揉める!

大切な方が亡くなった後、法定相続人が亡くなった方が持っていた資産(※)を相続することになります。
※預貯金や不動産などです。
あまり多くはないですが、親せきも両親も兄弟姉妹も全くいない場合、誰かと揉めることはなくて良いんですが、現実的にはそうはいきません。
ふつうは複数の相続人がいて、何を・どんな割合で相続するかをしっかり決めておく必要があります。
どんなに仲のいい兄弟姉妹でも、親子でも、お金が絡むと揉めます。
「うちは生活が苦しいんだから、1円でも多く欲しいわ!」といった感じですね。
ではこういう揉め事になった場合、どのように解決すればいいのでしょうか?

指定?法定?相続分って何だろう

相続人が相続できる割合を”相続分”と言いまして、相続分には指定相続分と法定相続分の2つがあります。
まず指定相続分ですが、亡くなった方が生前に残した遺言で指定された相続分のことです。
たとえば「妻の○○には預貯金のうち500万円と自宅を相続させる。長男の○○には預貯金の1000万円を相続させる」といった感じですね。
財産を残した方が、財産を受け取る方に配分を”指定する”と覚えたら良いでしょう。
つづいて法定相続分ですが、文字通り民法で決められている配分方法です。
遺産の配分は法定相続人の話し合いで自由に決めて良いんですが、話がこじれてまとまらない場合にこの”法定相続分”というのを活用します。

“指定相続分”は無敵ではない!

亡くなった方が生前にしっかり遺言を残していて、そこに記載されている配分が”指定相続分”と申し上げましたが、実はこの“指定相続分”は無敵ではありません!
たとえば「長男はしっかり私の面倒を見てくれたが、次男は実家にも帰って面倒も見なかったので遺産は絶対に分けない」と遺言書に書いてあった場合、どうなると思いますか?
相続には遺留分というのがあり、遺留分を侵害することは許されません。
したがって「お前には絶対に遺産はやらん!」と書いてあったとしても、最低限の遺留分は申請すればもらえるのです。
つまり”指定相続分”はあくまでも故人の意思であり、他の何よりも優先される印籠ではないということは覚えておきましょう!

便利な”法定相続分”

相続はとにかく揉めます!“争続”と書かれるくらい揉めます!
お金が絡みますからね。
基本的に遺産の配分は法定相続人の話し合いで自由に決められますから、「お兄ちゃんは子供もいて大変だから、お父さんの遺産を全部相続していいよ!」ということもOKですし、「お父さんが生前支援していた○○っていう団体に全額寄付しよう!」ってことでもOKです。
ただし、「法定相続人全員が同意すれば」ですが。
問題は相続が争続になった場合ですが、こんな時は“法定相続分”を活用するのが便利です。
相続で揉めたときに相続の割合が民法で決められているのですが、この割合を”法定相続分”といいます。
相続のことを全く知らなくても、「確か奥さんは半分(2分の1)相続できるのよね」ということくらいはご存知かと思います。
この「奥さんは半分(2分の1)相続できる」ことがまさに”法定相続分”なのです。

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法定相続分での相続手続き

いい機会なので、法定相続分と相続順位についてもう少し書きます。

配偶者がいる場合

まず奥さんや旦那さんなどの配偶者は常に相続人になります。
配偶者+子どもがいる場合
配偶者が遺産の半分(2分の1)で、残りの半分(2分の1)を子供の人数分で均等に分けます。
たとえば配偶者と子ども2人が法定相続人ならば、配偶者=2分の1、子ども=4分の1ずつとなります。
配偶者+故人の両親がいる場合
子どもがおらず、故人の両親が健在の場合は配偶者が遺産の3分の2で、両親が合計で3分の1です。
配偶者+故人の兄弟姉妹がいる場合
子どもも両親もおらず故人の兄弟姉妹が健在の場合は、配偶者が遺産の4分の3で兄弟姉妹が合計で4分の1です。

配偶者がいない場合

離婚や死別で故人に配偶者がいない場合の遺産は、次の順位に沿って遺産相続ができます。
[第一順位]直系卑属(子どもなど)
[第二順位]直系尊属(両親・祖父母など)
[第三順位]兄弟姉妹
ちなみに、先の順位の人がいない場合のみ、後の順位の人が相続人になります。
たとえば、故人に配偶者も子供もいない場合は、第二順位の両親が相続します。
さらに両親が相続放棄をした場合や死亡している場合は、第三順位の兄弟姉妹が相続するといった流れです。
(参考)相続人の範囲と法定相続分-国税庁

胎児の相続について

以上のように、故人の家族の状況により相続分が変わることが分かりました。
ちなみに胎児にも相続が認められているって知ってますか?
おなかの赤ちゃんが生まれてくる前にお父さんが亡くなった場合、無事に生まれてきたらその子に相続の権利がありますので、お母さん(配偶者)と子どもで半分ずつ分けることになります。
ただし、「お父さんが亡くなったときにすでにお腹にいれば」の話ですからご注意ください。

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