元気なうちに葬儀の事前相談をしておくメリット
事前相談とは「飛ぶ鳥跡を濁さず」
人間の死は突然訪れます。
残された家族や親しい友人の方々は、覚悟をしていたとしても、大切な人を失った際は深い悲しみに包まれますよね。
とはいえいつまでも悲しみに暮れるわけにもいかず、残されたご家族は
・遺体の安置
・通夜、葬儀告別式の準備
・生前お世話になった方々への連絡
・葬儀費用の工面
などなど、やることがたくさんあります。
そんなときに故人が葬儀についての準備を少しでもしてくれていたら、残されたご家族はどんなに助かるでしょう。
飛ぶ鳥跡を濁さず
という昔からのありがたい言葉通り、しっかりとした準備はご家族の負担を和らげることができるのです。
「実感がわかない」ですよね…
では早速みなさまご自身の葬儀の準備をしましょう!
と言われて、すぐに動けます?
近所の葬儀社へ行ってみます?
本やインターネットで葬儀の情報を仕入れます?
どちらも良い方法ではありますが、すぐに動けるかというとちょっと難しいですよね。
だってまだまだ元気なんですもの。
まだまだ夢や希望が多く残ってますもんね。
私が死ぬ、なんて想像すらできません!
事前相談のメリットは?
冒頭に記載したように、みなさまがご自身の最期の準備をしておくことが残されたご家族の負担を和らげることになるのです。
ということで今回は
葬儀の事前相談をしておくメリット
だけ覚えておいていただければ十分です。
□ゴールを決めることができる
たとえば
最近お友達とも連絡を取ることも少なくなったし、いざというときは安い家族葬や直葬で十分!
と思っていても、意外と家族葬のほうが金銭的な負担が多い(※)こともあり得ます。
※家族葬だと弔問客が限られるので香典収入が少ない等
ですからご自身がもし旅立った時に”連絡してほしい人リスト”を作ることをお勧めします。
何人くらい葬儀に招くかが決まれば、自ずと葬儀の形や掛かる費用が決まりますから、葬儀当日にバタバタしなくて済みます。
□ご自身の残りの人生と向き合う効果もある
人間は生まれたからには絶対に死ぬわけですが、よほどのことがない限り普段の生活で「自分が死ぬ」なんて考えませんよね。
でもご自身の葬儀を考えてみることで、生きていることの素晴らしさや残りの人生のだいたいの時間を身をもって感じることができます。
最初は軽くで十分ですよ!
どうしようかなー
って何となく妄想してみるくらいがちょうどいいと思います。
□何度でもやり直せる
自分が死んでしまったら、葬儀はどうしようもありません。
ただ事前に葬儀について考えておくということは、後から気が変わっても何度もやり直しがきくということがメリットです。
1回くらいは、あり得ないくらい豪華な葬儀を妄想してみても楽しいですよ。
掛かる金額も豪華ですし。。
豪華なものから不要な項目をどんどん削っていくというやり方もあります。
□家族にぴったりの担当者を選んでおける
以前の記事にも書きましたが、葬儀社だけでなく担当者もしっかり選んでおかないと後悔のもとになります。
事前相談は時間の余裕がある分、葬儀社だけでなく担当者も選べることがポイントです。
同じ葬儀社でも複数の担当者と面談して見極めましょう!
このほかにも、人によって多くのメリットがあります。
忙しい毎日ですが、気が向いたら”ご自身の最期”についても少し考えてみませんか?