人工栄養とは

3つの延命治療

病気の根治が見込めず、延命させることを目的とした治療を「延命治療」と言います。
「延命治療」には“人工栄養”“人工呼吸””人工透析”の大きく3つに分かれます。
これらの延命治療についてはっきりと頭にイメージできる方もいらっしゃるでしょうし、想像すらできないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで当社ではみなさまの大切な方がいざとなったときに慌てて決断をしなくて良いように、代表的な延命治療について分かりやすくまとめています。

人工栄養の種類

今回は延命治療の1つである“人工栄養”についてまとめていきます。
人間が高齢になっていくにつれ、口から食事をしたり飲み物を飲んだりする機能が衰えていくことがあります。
もちろん飲食ができないと生命の維持ができませんので、人工的に体内に栄養を入れてあげる必要があります。
人工栄養には大きく“経鼻経管栄養法”“胃ろう・腸ろう”と2つの方法があり、患者さんの状態や家族や周囲の環境によって決められます。

経鼻経管栄養法

まず人工栄養の1つである“経鼻経管栄養法”をご紹介します。
経鼻経管栄養法とは鼻から胃まで食道を細い管を伸ばして水分や栄養を補給する方法です。
鼻から胃まで1本の管を通すだけですので、特別な手術をする必要がないメリットがある半面、患者さんの立場に立つと常に鼻に管が挿さっている状態になるため、異物感や不快感を感じることが多いようです。
また意識が低下している場合などに、患者さん自身が管を引き抜いてしまわないように注意が必要となります。

胃ろう・腸ろう

もしかすると人工栄養と聞いてイメージしやすいのがこの“胃ろう・腸ろう”かもしれません。
胃ろうとは胃に穴を開け、腸ろうとは腸に穴を開けて細い管を介して栄養を直接送り込む方法です。
胃や腸といった消化管に問題のない方に適した治療です。
先ほどご説明した”経鼻経管栄養法”よりも患者さん自身の不快感や異物感は少ないことが利点ですが、管を挿入するための穴を開ける外科手術が必要になります。

本人が幸せかどうか

ところで、みなさまの大切な方が延命治療が必要になった場合、あなたにはどんな判断ができるでしょうか?
お医者さんはもちろん冷静に人工栄養の特徴やどの方法が適切かお話しくださると思いますが、もしも病気が根治する見込みがない場合はあなたはどう判断するでしょう。
「とにかくできる限りのことをして1秒でも長く生きていてほしい」と願う方もいらっしゃるでしょうし、「人工栄養といった辛い思いをさせてまで生き永らえさせたくない」と考える方もいらっしゃるでしょう。
もしも、どちらを選ぶか悩んだらあなたの「大切な方本人が」幸せだと思う方を選んであげてください。

生き様や死生観を知る

ご本人が元気なころに延命治療についての希望を伝えてくれていれば良いですが、もしもはっきりと教えてくれなかった場合は本人の生き様や考え方からみなさま自身が推定して代弁するほかありません。
延命治療を行うかどうかの判断に迷ったら次の2点を自問してみてください。
延命治療を行うことにより、本人にとって良い人生が続くかどうか。
□延命治療によって残された時間、本人が出来るだけ快適に過ごすことができるかどうか。
このいずれの答えも「NO」であれば、かえって延命治療はご本人を苦しめてしまうかもしれません。
いまご家族がお元気であれば「まぁその時考えよう」と後回しにするのではなく、機会を見計らってご家族の生き様や死生観について聞いてみるのも良いかもしれません。

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