人工透析とは

3つの延命治療

病気の根治が見込めず、延命させることを目的とした治療を「延命治療」と言います。
「延命治療」には“人工栄養”“人工呼吸””人工透析”の大きく3つに分かれます。
これらの延命治療についてはっきりと頭にイメージできる方もいらっしゃるでしょうし、想像すらできないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで当社ではみなさまの大切な方がいざとなったときに慌てて決断をしなくて良いように、代表的な延命治療について分かりやすくまとめています。
今回は延命治療の1つである“人工透析”について解説していきます。

腎臓の働きと人工透析

腎臓は背中側に左右1つずつあり、血液中の老廃物や余分な水分をろ過して尿を作る臓器です。
しかし腎不全といってこの腎臓が正常に機能しなくなった場合、本来尿として出される老廃物などが体に溜まってしまいむくみや高血圧など多くの合併症が引き起こされるおそれがあります。
特に長い年月をかけて腎機能が低下してしまう慢性腎不全に陥ってしまうと、失われた腎機能を元に戻すことは困難になります。
このように腎機能が低下した方の腎臓の代わりになるのが”人工透析”なのです。

血液透析

人工透析には主に“血液透析”“腹膜透析”と2種類の治療法があります。
まず“血液透析”についてご紹介します。
“血液透析”は腕に針を刺して体内の血液をいったん外に出し、血液透析器を通して老廃物や余分な水分を取り除いてから再び体内に血液を戻す方法です。
大半の方は、専門の施設で定期的に(週に3回程度)行う必要があります。

腹膜透析

“血液透析”に加えて“腹膜透析”という方法もあり、手術で腹腔内に入れたカテーテルを通して透析液をお腹の中に入れ、体内で血液を浄化する方法です。
一般的に”血液透析”は専門の施設に週に数回通院する必要がありますが、“腹膜透析”は自宅や外出先でも出来るのでさほど通院をする必要はありませんので、社会復帰がしやすい治療法です。

延命治療としての人工透析

人工透析についても人工呼吸や人工栄養と同様に、全身の他の機能が良好な時に補助として用いられる治療です。
ご本人の希望がなく、単に生き永らえさせたいからといって人工透析を施してしまうと、ご本人は苦痛を感じられるかもしれません。
人工透析や人工呼吸や人工栄養といった治療を行うと命の灯が長くなる可能性は大いにあります。
しかしながらこれらの治療を施すことが「ご本人にとって幸せなのか」を真っ先に考えて決断するようにしたいものです。

生き様や死生観を知る

ご本人が元気なころに延命治療についての希望を伝えてくれていれば良いですが、もしもはっきりと教えてくれなかった場合は本人の生き様や考え方からみなさま自身が推定して代弁するほかありません。
延命治療を行うかどうかの判断に迷ったら次の2点を自問してみてください。
□延命治療を行うことにより、本人にとって良い人生が続くかどうか。
□延命治療によって残された時間、本人が出来るだけ快適に過ごすことができるかどうか。
このいずれの答えも「NO」であれば、かえって延命治療はご本人を苦しめてしまうかもしれません。
いまご家族がお元気であれば「まぁその時考えよう」と後回しにするのではなく、機会を見計らってご家族の生き様や死生観について聞いてみるのも良いかもしれません。

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