人工呼吸とは

3つの延命治療

病気の根治が見込めず、延命させることを目的とした治療を「延命治療」と言います。
「延命治療」には“人工栄養”“人工呼吸””人工透析”の大きく3つに分かれます。
これらの延命治療についてはっきりと頭にイメージできる方もいらっしゃるでしょうし、想像すらできないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで当社ではみなさまの大切な方がいざとなったときに慌てて決断をしなくて良いように、代表的な延命治療について分かりやすくまとめています。

人工呼吸器

今回は延命治療の1つである“人工呼吸”についてまとめていきます。
人工呼吸は自力で呼吸ができなくなった時に行います。
一般的には人工呼吸器を使い体内に酸素を送り込むことで、生命の維持が可能になります。
まず人工呼吸で用いられるのが“気管挿管”です。
文字通り、口から気管に管を入れて人工呼吸器とつなぐ方法です。
テレビなどでもよく目にする光景ですよね。
さらに長い期間人工呼吸器を必要とする場合は“気管切開”といって、外科手術でのどを切開して気管に直接管を入れる方法がとられます。

延命治療としての人工呼吸

人工呼吸は本人が自分で呼吸ができなくなったときにとられる処置ですが、基本的には呼吸以外の機能が良好である場合にとられる処置です。
言い換えれば患っている病気の根治が難しく、単に生き永らえさせるために人工呼吸器を取り付けることはご本人にとって幸せであるとは言い切れません。
もちろん出来る手を尽くしてくれるお医者さんならば、”延命治療としての人工呼吸”を提案し、処置してくださると思いますが、私たちは人工呼吸器を取り付けることが「ご本人にとって本当に幸せなのか」を考える必要があります。

生き様や死生観を知る

ご本人が元気なころに延命治療についての希望を伝えてくれていれば良いですが、もしもはっきりと教えてくれなかった場合は本人の生き様や考え方からみなさま自身が推定して代弁するほかありません。
延命治療を行うかどうかの判断に迷ったら次の2点を自問してみてください。
延命治療を行うことにより、本人にとって良い人生が続くかどうか。
□延命治療によって残された時間、本人が出来るだけ快適に過ごすことができるかどうか。
このいずれの答えも「NO」であれば、かえって延命治療はご本人を苦しめてしまうかもしれません。
いまご家族がお元気であれば「まぁその時考えよう」と後回しにするのではなく、機会を見計らってご家族の生き様や死生観について聞いてみるのも良いかもしれません。

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