三大栄養素って覚えていますか?
三大栄養素って何だっけ?
学生時代の給食の献立表で見たことある方やテレビの健康番組で耳にしたことがある方も多いと思いますが、数ある栄養素の中でも
三大栄養素
は基本中の基本です。
何となくではなく、この機会にしっかりこの「三大栄養素」の復習をしておきましょう!
さて問題です。
「三大栄養素」とは、何と何と何ですか?
「三大栄養素」は基本中の基本
「三大栄養素」とは
タンパク質
炭水化物
脂肪
の3つです。
もちろん健康に生きていくためには、この3つの栄養素だけでは不十分なんですが、3ついずれも栄養素の基本となるものです。
とはいえ普段生きていくときにあまり意識しないもんで
それぞれがどんな働きをしてくれるのか?
どれくらい重要なのか?
がよくわかりません。
今回は「三大栄養素」の主な働きについて簡単にまとめておきます。
体のあらゆるところを作るタンパク質
タンパク質は英語でプロテイン(protein)とも言いますので、スポーツ選手や筋トレしてる人が一生懸命摂取しているような印象があります。
▼筋トレに欠かせない「プロテイン」
ただこのたんぱく質って実は身体のありとあらゆるところの主成分になっているんですよ!
たとえば
筋肉や骨や歯
内臓器官やホルモン
皮膚や頭髪
酵素や免疫抗体
などなど…
とても全部は書ききれませんが、とにかくたんぱく質は身体のあらゆるところの主成分になっています。
▲タンパク質は漢字で「蛋白質」。卵の白身に多く含まれていることから、鳥の卵を意味する「蛋」の字が使われています。
逆に言うと、身体を作るのに多くのたんぱく質が必要なわけですから、不足しがちな栄養素でもあるわけです。
炭水化物=糖質ではない?
ダイエットでもおなじみの「炭水化物」ですが、実は「炭水化物」は糖質と食物繊維に分けられます。
その証拠にスーパーやコンビニで売られている食品表示を見てみると、下記の少なくとも5項目が記載されているはずですが、「炭水化物」については、糖質+食物繊維の量に代えることもできるんです。(※1)
[栄養成分]
1.たんぱく質
2.脂質
3.炭水化物
4.ミネラル
5.ビタミン
※1:炭水化物の量の表示については、糖質及び食物繊維の量の表示をもって代えることができる。
栄養表示基準第4条より一部抜粋 – 消費者庁
また、炭水化物に含まれる「糖質」は他の栄養素よりも優先的に、エネルギー源として使われるのです。
疲れたときに甘いものがほしくなったりしますよね?
これは、脳で大量に消費されたエネルギーを補うために、即効性のある糖質がエネルギーの素として使われるからなのです。
脂質が生み出す力は糖質の2倍以上!
最後に「脂質」まで紹介しておきます。
正直言って脂質や脂肪に良い印象をお持ちの方ってあんまりいないんじゃないでしょうか?
内臓脂肪、体脂肪率、コレステロール…など、いかにも身体に悪そうですよね…
でも脂質も生きていくために絶対必要な栄養素なんですよ。
たとえば、ラクダ。
ラクダのこぶの中には脂肪がぎっしり詰まっています。
▼そうか、このコブには脂肪がぎっしり詰まっているのか!(こちらはハンカチです。。)
ちなみに脂肪って糖質が生み出すエネルギーの2倍(※2)なんですって。
※2:糖質は1グラム当たり4キロカロリー、脂質は1グラム当たり9キロカロリーです。
ラクダも人間も、脂肪をエネルギーが不足した時の燃料タンクとして使っているわけですね!
いかがでしたか?
今回は栄養素の基本である「三大栄養素」を簡単に紹介しました。
もちろん、私たちが健康に生きていくためには、3つだけでは足りないわけですが、まずはこの「三大栄養素」が不足することがないように気を付けたいですね!