「糖質」は悪者ばかりではない!
「糖質」のイメージって良くない?
「糖質」と聞くとどんなことをイメージするでしょう?
甘い
太る
カロリーが高い
などなど、人によって様々なイメージがあるかと思います。
では健康を維持するにあたっての「糖質」のイメージってどうでしょう?
やはり太るとか、カロリーが高いなど、ちょっと悪い印象を抱く方も多くいらっしゃるかと思います。
でも実際は生命を維持するために絶対必要な栄養素なのです。
▲「糖質」があるから、脳みそが元気にフル回転できるのです!
「糖質」は非常に即効性があるので、脳で大量に消費されます。
つまり糖質が不足してしまうと、脳の機能が低下してしまうんですね。
摂りすぎはいけませんが、「ダイエットのために!」と極端に避けてしまうと頭が働かなくなって、かえって逆効果です。
糖質の種類を理解しておく
糖質にはいろいろな種類がありますので、まずは糖質について正しい理解をしておく必要があります。
甘みが強いものから順に
単糖類
二糖類
多糖類
です。
単糖類は血圧を急上昇させる!
単糖類というのはこれ以上加水分解できない最小の単位であり、摂取するとすぐに吸収され血糖値が急激に上がります。
血糖値が急上昇してしまうと、インスリンが過剰に分泌されたり、膵臓が疲弊したりと体にとってはあまりよくありません。
▲清涼飲料水に大量に含まれる果糖ブドウ糖液糖や砂糖(赤線部分)は「単糖類」です。飲みすぎ禁物!
▼「でもおいしいんだよなー」という方はこちらからどうぞ。
代表的な単糖類としてはブドウ糖や果糖など、ジュースなどでもおなじみですね。
麦芽糖は二糖類!
「二糖類」は文字通り、単糖が2つ結合したもので、代表的なものに
麦芽糖(マルトース):グルコース+グルコース
ショ糖:グルコース+フルクトース
乳糖(ラクトース):グルコース+ガラクトース
があります。
▼麦芽糖は水あめでも摂取できます。
多糖類は吸収まで時間がかかる!
多糖類とは単糖が数十から数千個結合したものです。
私たちの生活にも非常に身近な食品にも多糖類はたくさんあって
たとえば
グリコーゲンやデンプンなどが多糖類です。
ちなみに多糖類は身体の中の酵素によって加水分解され体内に吸収されますので、単糖類と比べると吸収されるまでに時間がかかります。
ところでカロリーが低そうでダイエットの味方に感じる「こんにゃく」ですが、こんにゃくにはグルコマンナンが含まれていて、このグルコマンナンも多糖類です。
▼そういえば、こんにゃく畑っていうダイエットゼリーもあります。
こんにゃくって全然甘くないのに、糖類が含まれてるんですね!
やはり単糖類は極力避けましょう!
少し長くなりましたが、上記のように糖質について説明してみました。
結論としては
単糖類<多糖類
が好ましいということです。
ご覧いただいてお分かりのように、清涼飲料水に大量に含まれているぶどう糖果糖液糖のような単糖類は、摂取してすぐに吸収され、血糖値をすぐに上昇させるので身体に良いことがあまりありません。
対して多糖類は摂取してから吸収されるまでに30~40分かかりますから、血糖値が急上昇しづらいんですね。
日々の生活では、単糖類を極力控えて、多糖類を多くとるようにしておきましょう!