戸籍のさかのぼり方

戸籍を「さかのぼる」理由

ご家族が亡くなった場合、相続が発生しますが、その際に故人の戸籍をさかのぼる必要があります。
この戸籍をさかのぼる作業が非常に面倒で骨が折れる作業なんですが、戸籍をさかのぼることには重要な理由があります。
相続が発生した時に戸籍をさかのぼる最大の理由が「相続人を確定する」ことです。
オーソドックスな例としては、テレビドラマなどで目にする「あの人に隠し子がいた!」とかですね。

戸籍は過去の情報が消えてなくなる

戸籍というのは、除籍や転籍、改製などが理由で、戸籍が新しく作り変えられることが結構あります。
戸籍が新しく作られた後の事柄は新しい戸籍にしか記載されませんし、古い戸籍が新しい戸籍にそのまま移し替えられるわけではないのです。
つまり現在有効な戸籍を見ただけでは、相続人の確定ができないのです!
さきほど「あの人に隠し子がいた!」なんて例を出しましたが、それだけではなく戸籍が改製される以前に死亡したり結婚したりして除籍された人は現在の戸籍には載っていないんですね。
したがって故人の出生まで戸籍をさかのぼって、誰が相続人なのか確認する必要があるのです。

遺産相続に必要な書類

それでは遺産相続が発生した場合に、どんな書類を用意すればいいのでしょう?
たとえば個人の銀行預金を相続する場合、銀行へ預金の相続を申し出るわけですが、現在有効な全部事項証明書(戸籍謄本)だけ持参しても銀行は応じてくれません。
理由としては先ほども記載しました通り、「他にも相続人がいるんじゃないか?」という懸念があるからです。
したがって銀行預金の相続を行う場合は、故人の出生から死亡までの連続した戸籍を調べて取得する必要があるのです。

改製原戸籍謄本とは

ここで聞きなれない「改製原戸籍謄本」という戸籍謄本について説明しておきます。
戸籍というのは、結婚でなどのイベントで新しく作られる以外に、法改正により形式が変わることが何度かありました。
まず昭和23年の戸籍法改正で改製され、それ以前の戸籍情報は閉鎖されています。
さらに平成6年の法改正では、縦書きの従来戸籍から電子化されて横書きに代わっています。
つまり昭和23年の法改正のとき同様、平成6年より前の戸籍情報は閉鎖されているのです。
これらの閉鎖された戸籍のことを、改製原戸籍謄本といい、遺産相続の際には必ず必要な書類です。
改製原戸籍謄本という難しい言葉は覚えなくても良いですが、法改正のたびに戸籍が作り替えられていて、改製前と改製後のそれぞれの戸籍謄本が必要であることだけ覚えておきましょう!

除籍謄本も必要

さらに除籍謄本についても説明しておきます。
一般的に結婚すると以前の戸籍から抜け(除籍)、夫婦の新しい戸籍が作られます。
さらに夫婦に子供が誕生した場合は、夫婦の戸籍に子供が入り(入籍)ます。
この3人家族を例にとったとき、子どもが結婚すると夫婦の戸籍から除籍されて夫婦2人だけの戸籍になります。
さらに配偶者である奥さんが亡くなった場合や離婚した場合は奥さんが除籍され、旦那さん(筆頭者)1人きりの戸籍になります。
さらに筆頭者である旦那さんが亡くなった場合、戸籍には誰も残らず空っぽの戸籍になりますよね?
この空っぽの戸籍のことを除籍謄本といい、相続の際には現在有効な戸籍謄本のほかに、この除籍謄本も必要です。

相続時の書類集めのコツ

ということで、遺産相続が発生した場合に必要な書類をまとめてみました。
冒頭にも書きましたが、戸籍をさかのぼる作業は非常に面倒で骨が折れる作業なので、1人で抱え込まずに親族や司法書士と緊密に連絡を取りながら進めていくことが重要です。
また戸籍謄本(全部事項証明書)や除籍謄本は基本的に本籍地でしか受け取れませんので、直接役所へ行くのか、郵送で取り寄せるのかなど、計画的に進めていきましょう!

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