出棺から火葬までの流れが9項目で分かる!
最後のお別れ、出棺
告別式にて最後の別れが済んだら、出棺となります。
文字で書くのは簡単ですが、数えきれない思い出があるご遺族や友人の方にとって、覚悟はしていても故人との別れは非常につらいものです。
もう少しだけでも故人に寄り添っていたいところですが、ぐっとこらえて粛々と出棺準備を行います。
この記事では告別式終了後の出棺から火葬が終わるまでの大まかな流れをまとめます。
▼矢印の中の各項目をクリックすると詳しい説明が見られます。
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1.最後の対面
通夜から告別式まで祭壇に上がっていた棺を下ろし、棺の蓋が開けられます。
またこの時は故人の頭が北または西を向くように棺を置きます。
葬儀社であれば担当者が祭壇から摘んだ花を渡してくれますので、棺全体に花を敷き詰めます。
同時に故人の愛用品などがあれば、この時に棺に入れておきます。
2.喪主挨拶、出棺
棺の蓋が閉じられたら、参列した男性を中心に棺を抱え、霊柩車へと運びます。
棺が霊柩車に収まると喪主が最後の挨拶と参列者へのお礼を述べます。
挨拶の際は喪主でない人が喪主の隣で位牌を持っておきます。
3.火葬場への移動
火葬場への移動は霊柩車が先頭です。
霊柩車には棺と運転手そして喪主が、同行する方は一般的にマイクロバスや自家用車で霊柩車の後を続きます。
4.納めの式
火葬場に到着したらを棺を火葬炉の前に置きます。
位牌と遺影を飾り、僧侶の読経と遺族の焼香を行い最後の別れをします。
棺が炉に入るときには合掌して見送ります。
5.精進落とし
火葬をしているあいだ自宅や会館などへ移動し、喪主や遺族は僧侶や参列者をもてなします。
仕出し料理などを取って僧侶や参列者への労をねぎらいます。
これを精進落としと言います。
6.骨上げ
火葬場の担当者から火葬終了の連絡を受けたら、全員でふたたび炉へ戻り拾骨を行います。
拾骨の際は長さの違う木と竹の箸でお骨を拾います。
この時に自分の箸から直接骨壺へ入れるのではなく、2人一緒に同じお骨を拾い上げるようにします。
また足の骨から頭のほうへと拾い上げ、最終的には骨壺の中で故人が立った状態になるようにします。
7.埋葬許可証の受け取り
火葬をする前に火葬場へ提出した捺印された火葬許可証を忘れずに受け取ります。
これがそのまま埋葬許可証になりますので、大切に保管しておきましょう。
8.還骨法要
火葬後に香炉などの仏具や果物が飾ってある後飾り壇に骨壺を安置し、僧侶の読経に合わせて全員で焼香を行います。
この還骨法要をもって葬儀がすべて終了です。
9.初七日や精進落としなどの法要を執り行う。
本来初七日法要は故人が亡くなってから7日目に行われる法要ですが、現在は葬儀と同日に行われることが多いようです。
以上、臨終からの流れを3記事に分けて書いてみました。
文字でみると簡単に見えますが、遺族としては悲しみに暮れる中、気が動転している中で粛々と作業を進めていく必要があるので、周りの方々の協力が欠かせません。
いざというときにバタバタしないように、大まかな流れだけでも押さえておくことが重要です。
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