元気なうちに「縁居」を考えておこう!
縁居とは
例えばお子さんが小さいころには自分で縁を作らなくても、お子さんの学校やみなさまのお仕事関係の方々が家に来られていたかと思います。
▲昔はイヤでも人が来ていましたねぇ。
いわば「人間」が縁を作っている状態です。
ただお子さんが独り立ちして、お仕事も引退してしまうと
広くて大きい家にご夫婦2人きり
あるいは
「おひとりさま」で過ごす時間が多い
なんてことも増えてきますよね。
ですから高齢になれば
お子さんなどの「人間」ではなく、「住まい」で縁を紡いでいかなければいけません。
これを
縁居(えんきょ)
といいます。
とはいえ年をとって新しくお友達を作ることは簡単ではありませんよね。
それではいったいどうやって、家という「住宅装置」で縁を紡げば良いのでしょう?
「縁居」4パターンご紹介
1.空いた部屋を有効活用
自宅をお持ちの方であれば、お子さん達が独り立ちした後は、空いた部屋が出てくると思います。
物置にするのはもったいないですね。
一部屋だけ綺麗に片付けて「自宅カフェ」にしてみましょう!
▲あくまでもイメージ画像です。
こうしておけば突然誰かが来ても焦ることはありませんし
せっかく片付けたから!
と、お友達を誘いたくなるはずです。
家という「住宅装置」が自宅カフェになり、縁を作ってくれます!
2.自宅のリフォームをやってみる
いくらモノを処分して部屋を綺麗にしても、長年住んでいる家は不具合が出てくることも珍しくありません。
例えば
カビや、壁紙の汚れ
トイレなどの水回りの劣化
などなど。
そんな時は必要最低限のリフォームも検討してみましょう。
▲リフォームすると家が蘇りますよ!
住み替えるよりはるかに安く綺麗な家に住めますし、もし将来自宅を貸したり売ったりする場合に有利に働くこともあります。
3.地域のイベント等に参加する
自宅がどんなに綺麗でも、お友達が自宅から遠かったり、お仕事などを引退して元のお友達と疎遠になっているのであれば、自宅が縁を紡ぐことが出来ません。
そのような場合には、地域で行われているイベントなどに参加して、新しい人間関係を作ってみましょう!
▲楽しく過ごせるイベントを選びましょう!
とはいえ焦りは禁物です。
新しく人間関係をつくるために行きたくもないイベントに参加すると本末転倒。
無駄に疲れてしまいますから
ちょっと気になるから試しに行ってみようかなぁ
と思えるくらいがちょうどいいですね!
4.住み替えを検討する
家が広くて掃除が大変!
交通の便が悪くて、暮らしづらい
旦那と2人きりは耐えられない。。
などなど、いまのご自宅に住み続けられないこともあるかと思います。
そんな時は思い切って、住み替えることも検討してみましょう!
▲高齢になれば集合住宅も悪くないですよ!
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、最近の高齢者住宅はオシャレでサービスが充実している施設も多くあります。
また高齢者住宅に住み替えれば、わざわざイベント等に出掛けて行かなくても、施設内で人間関係が形成出来るので便利ですよ。
いかがでしょうか。 今回は4つ列挙しましたが、要は年を重ねるほど、ご自身で縁やネットワークを作る必要があるということです。
人によって得手不得手があると思いますので、みなさまにぴったりな「縁居」を探してみてください。